人生は航海の連続である!
□6.タワー攻略!
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トランプのカードが半分なくなった。
開かれたカードも多くなってきたから、ここまでは運ゲー感あったけど、ここからは私の独壇場!
もちろん、相手と自分がどこを交換したのかも全部覚えてる。流石私✨
でも、相手も意外とついてくる。そんなにカードの差はついていない。
「君のこと、なめてたよ。どこでそんな記憶力を?」
「ひみつ〜。あなたが勝ったら教えてあげる」
この記憶力の理由を言ったらずるしてるって言われそうなんだよな〜
「私はね、人体の探究の度がすぎちゃってここに捕まってるんだ」
人でいろいろしたってこと? マッドサイエンティストみたいな。
「君の脳みそ、とっても興味があるなぁ。私が勝ったら君のこと解剖させてくれない?」
うう、身震いする。
でも、もう、私が負けるわけない。でも、あと2つ、まだ1度もめくられてないカードがある。相手もそれをわかっているのかめくろうとしない。
私の番だ。ここで、終わらせよ。あんまり待たせるのも悪いし。
「勝者、クレアス」
わーい! 神経衰弱楽しかった〜!
「解剖したい…」
後ろから不穏な声が聞こえてくるけど気にせずにみんなのところに戻る。
「お前すげぇな」
でしょ?
「オレはもう、ダメかと思ってたぜ」
負けた人がよく言うよ。
「もしかして、超記憶能力があるのか?」
よく知ってるね、クラピカ。
「そうだよ〜。でも元から持ってたんじゃなくてね、頭いじられて強制的に上げさせられたのよ〜」
困っちゃうわね、ほんとに。
まあ、忍の家に引き取られた時にバカすぎて人の名前も覚えられなかったからなんだけどね。
これで、一勝。あと、キルアが勝てば勝ち。
相手がやばいって騒いでたけど、キルアなら大丈夫でしょ。
うわぁー心臓引き抜き。見事です。
一応、勝つことが出来て先に進めるんだけど、レオリオのせいでちょっとだけ……
ちょっとってレベルじゃないな。
50時間も、待機しなきゃ行けないみたい。
「あーあ、誰かさんのせいで、こんなに道草かよ」
まあ、その気持ちも分かるけどさ。
「私はありがたいと思ったよ」
だって、ここにいるのは5人。で、時間はたっぷりある。
私の過去話すのにぴったりの時間じゃないの〜
「ちょっと私の話、聞いて?」