初恋はレモンの味(マイキー 長編)

□譲れないもの
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〜譲れないもの〜


あれから12年…
万次郎とはあの日からずっと遊んでいる大事な友達だ。

そして今日は私の15歳の誕生日
万次郎とエマ、けんけん、お母さんで誕生日をしている。

エマ「ハナお誕生日おめでとう!はい、これプレゼント」

ドラケン「おめっと」

『ありがとうエマ、けんけん!めちゃくちゃ嬉しい……んだけど
万次郎離れてくんない?!?!』

マイキー「いいじゃん、ぎゅーすると暖かいよ〜」

『そーゆー問題じゃないんだけど?!』

ハナママ「ハナだって
昔は《しゃのまんじろうとけっこんしゅる!》って言ってたくせに笑」

『うるさぁぁぁぁい』

マイキー「ママいいの?」

ハナママ「どーぞどーぞ貰っちゃってください」

万次郎もエマも小さい頃からうちでよく遊んでたし、お母さんとも結構過ごしてきてて同居化しているからママと呼んでるし、けんけんも4、5年の付き合いだからお母さんも万次郎、エマ、堅と呼んでいる
まぁ、私とお母さんがマイキーと呼んでくれないことに万次郎が少し不満を持っているのはまた別の話。

ハナママ「そーだ!なにか飲み物いる?」

エマ「お茶がいい!」

ドラケン「俺も〜」

「『カルピス!!!!!!!!!』」

私たちは声を合わせて言った

マイキー「カルピスもーらい」

『ふざけんなぁ!先にカルピスって言ったから私のカルピスだ!』

マイキー「やだね、俺のカルピスだもん」

『お前昔カルピス分けてやっただろ!
今日くらい1本飲ませてくれたっていいじゃん!!』

マイキー「いいじゃぁーん。飲みたいもん」

『飲むなぁぁぁぁああああああ!!』



こうして私たちはカルピスのためだけに
1時間半の乱闘をくりひろげお母さんとエマ、けんけんに乱闘の倍の時間2人で叱られて追い出された
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