小説
□Spark!!(デンジ×主人公)[pkmn.プラチナ]
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「君だけだ…俺を熱くさせてくれるのは…
他の誰かじゃダメなんだ…君じゃなきゃ…
俺は君がいい」
「?!」
な…何これ…
まるで、まるで愛のこく、は…
でもでも違う!!!!デンジさんは単純に僕にバトルのお誘いをしてるんだよね、うん…きっとそうだ…
そう考えてみれば、高鳴っていた胸も段々収まっていく。
けれど同時に、何とも言い難い痛みが広がる。
…ん?痛み?なんで胸が痛いんだろう?
自分の気持ちに答えが見つからないまま…僕は苦笑いを浮かべながら彼に尋ねる。
「それ…つまりバトルのお誘い…ってことですよね?」
聞いてから何故かドキドキしている自分…
何で?!僕は…別にっ…
「まぁ、そうだね」
…やっぱり。
ほらね。他意は無いんだ。
けど何でかな…胸が…苦しい…上手く、笑えな…
「でも俺にとっては精一杯の告白、でもあったんだけどな」
一瞬
驚いた僕の目と、恥ずかしげながらも真剣で…でも何処か優しげなデンジさんの目がぶつかり合い、時間が止まったかのような錯覚に陥った。
僕の渇いた唇が、嘘?と呟くより前に
デンジさんは僕の唇を奪ってしまった。
Spark!!
(鈍感な君には、これくらい刺激的なのがちょうどいいんじゃないかな?)
(…そんなことない、です)
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