時空の旅人
□6番目の物語
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神田が一緒に行こうか??と言ってくれたが、あえてひとりで行くことにした。
これは、私の問題。
神田がいたら、きっと甘えてしまうから。
部屋には、コムイとリナリーがいた。
『コムイさん、今・・・いいですか??』
コムイは少し忙しそうにしていたが、蒼空のただならぬ雰囲気を感じ取って、仕事を中断し、部屋に誰も入れないようにしてくれた。
コ「リナリー、ちょっと席をはずしt・・・」
『あ、いや、いいんです。リナリーにも聞いて欲しいから』
コ「・・・そうか。で、どうしたの、蒼空ちゃん??」
『これを言ったら・・・コムイさんは私をここから追い出すでしょうか・・・』
コ「・・・何かあったの??」
『私が、未来から来たってことは知ってますよね』
コ「うん、最初は驚いたけどね」
『言い訳のように聞こえてしまうかも知れないけど、ここと未来じゃ生活の習慣や生き方だって違う。わかりますか??』
コ「うん、わかるよ」
『・・・・・・・言いますよ』
目をつぶって、深く深呼吸をした。
『私、ノアの一族の一人、ティキと寝たんです』