時空の旅人
□8番目の物語
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ラ「蒼空、ちょっとこっち来るさ」
蒼空とラビは、ラビの部屋に入った。
ブックマンはいない。
ラ「蒼空、大丈夫さ??」
『今はひとりにして』
ラ「できねぇさ!!」
『ラビには関係ないでしょ』
蒼空がラビの目をじっと見る。
やべぇ・・・前の数倍、何もかもに絶望してるさぁ。
いや、絶望どころじゃねぇ。
自分を自ら闇に突き落としている。
ラ「自分ばっか不幸だと思ってんじゃねぇ!!」
『別に不幸だなんて思ってないよ』
ラ「じゃぁどうしてそんなに絶望してんだよ!!」
『ラビには関係ない。ほっといて』
パァァァン!!
ラビが平手で蒼空の頬を叩く。
ラ「何でいつも俺を頼らねぇんだよ!!
何でいつもユウなんだよ!!
俺だって・・・蒼空が好きなのに!!!」
『ごめん無理。他人と関わっていいことなんて無いし』
ラ「本当に・・・そう思ってるんさ??・・・ユウはなんだったんだよ!!?」
『あんた結局何が言いたいわけ??神田のことばっか言って。そんなに私を責めたい??神田は私のせいで死んだの。私に神田を愛す資格なんて無いんだよ』
ラ「蒼空のせいじゃねぇさ」
『ラビが何を言おうとラビの勝手だけど、私を納得させるのは無理だから』
蒼空は部屋から出て行った。
ラ「クソ・・・・・・」