時空の旅人

□8番目の物語
2ページ/4ページ

ラ「蒼空、ちょっとこっち来るさ」






蒼空とラビは、ラビの部屋に入った。




ブックマンはいない。








ラ「蒼空、大丈夫さ??」





『今はひとりにして』





ラ「できねぇさ!!」





『ラビには関係ないでしょ』






蒼空がラビの目をじっと見る。





やべぇ・・・前の数倍、何もかもに絶望してるさぁ。




いや、絶望どころじゃねぇ。





自分を自ら闇に突き落としている。






ラ「自分ばっか不幸だと思ってんじゃねぇ!!」





『別に不幸だなんて思ってないよ』






ラ「じゃぁどうしてそんなに絶望してんだよ!!」






『ラビには関係ない。ほっといて』






パァァァン!!




ラビが平手で蒼空の頬を叩く。






ラ「何でいつも俺を頼らねぇんだよ!!

何でいつもユウなんだよ!!

俺だって・・・蒼空が好きなのに!!!」






『ごめん無理。他人と関わっていいことなんて無いし』






ラ「本当に・・・そう思ってるんさ??・・・ユウはなんだったんだよ!!?」







『あんた結局何が言いたいわけ??神田のことばっか言って。そんなに私を責めたい??神田は私のせいで死んだの。私に神田を愛す資格なんて無いんだよ』








ラ「蒼空のせいじゃねぇさ」






『ラビが何を言おうとラビの勝手だけど、私を納得させるのは無理だから』





蒼空は部屋から出て行った。








ラ「クソ・・・・・・」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ