3球目
□warmth sandwich
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昼休みの誰もいない屋上で三橋にベタベタと触れていた泉と水谷の姿があった…
「三橋のホッペタって柔らかいよなー」
「ふ、にゅぅ……///」
前方から三橋の頬に優しく触れながら満足そうにしている泉……
「三橋の髪、いい匂いするよね♪ふわふわで触り心地いいしv」
「そ、かなぁ……///」
後方から三橋の髪を撫でながら優しく微笑む水谷……
そんな2人に三橋は頬をほんのりと赤く染め恥ずかしそうにしていたが大人しく2人のされるがままになっていた……
そして泉は三橋の頬から髪へと手を滑らすと水谷の手にあたりムッと不機嫌そうに水谷を睨み付けた‥
「手ェ退けろよ米、邪魔」
そんな泉の一言に水谷は『泉ヒドーいっ』と泣き真似をする‥
「水谷く…泣かな、いで?」
「やっぱり三橋は優しいなぁ〜v三橋だーい好きっv」
「Σうぉっ‥!?」
三橋は泣き真似とは知らず水谷を心配する…そんな三橋の純真さにに水谷は益々愛しさが込み上げガバッと三橋を押し倒さんばかりに抱きついた……
「おい…調子乗ってんじゃねーぞっ!!」
「Σうわっ‥ちょっ泉!?ブレイクブレイクーっ!!」
泉は直ぐ様三橋から水谷を引き剥がすと水谷の襟首を掴みフェンスの向こう側へと突き落とそうとする…。
「はわわっ…泉く‥危ないよっ!?」
三橋は必死で泉を止めようとするが泉はニッコリと爽やかに三橋に笑いかけ‥
そして…
「これは躾だからダイジョーブ」
「ちっとも大丈夫じゃないよーっ!!」
平然と答える泉に正に今、命の危機にさらされていた水谷が叫ぶと泉は『ちっ…』と舌打ちをして水谷から手を離した…。