過去お礼文

□おしょーがつ
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今日はおしょーがつ。
おしょーがつは野球の練習はお休みなのにみんなオレのお家に来てくれたんだ。
そいで今、おしょーがつに着る“きもの”を篠岡さんに着せてもらっているんだ……

「はい、出来たよミハシ君」
「ふわぁ…きれー……しのーかさ、ん ありが、とぉv」

きものはいつも着ている服と違って少し動きにくいしお腹んところがちょっぴり苦しいケドすごくキレイでなんだか嬉しい///
嬉しくなったオレはくるくる回りながら長い袖がヒラヒラするのを楽しんでいたらお家の外から『もう入っていいかー?』とみんなの声が聞こえた。
みんなはオレが着替えている間、みんな外で待っていてくれていたんだ。

外は寒いから着替えている間お家で待っててくれてもよかったのに…

でも、オレがそう言うと花井くんはみんなをお家の外に追い出した後『ここが血の海になるからな‥』と言って花井くんも出ていっちゃったんだ。

どうして血の海になるんだろ……??

オレは着替え終わったことを外のみんなに言うとお家の戸がゆっくり開いた……
するとお家に戻ってきたみんなはオレを見て目を大きく見開いていた……

顔もなんだか赤いような…
みんなどうしたのかな??

オレはこのキレイなきものをみんなに見てほしくて恥ずかしいけれどヒラヒラの袖を大きく開けて見せた。

「あの……どぉ、ですか……?////」

しばらく黙ったままのみんなに、オレはやっぱりきものはキレイだけど着てるのはオレだから…変だよね…と不安になってしまい耳やシッポも勝手にしゅんとしてしまう……
だけど、しゅんとしてしまったのと同時にみんなの大きな声がわき上がったんだ……

「ミハシ、スッゲェ可愛い〜〜っっv」
「すごく似合ってるっ!!」

急にオレの周りにみんなは駆け寄って頭を撫でてくれたりいっぱいいっぱい褒めてくれたんだ…

ほ、褒められたぁ……////
すごく嬉しいな…////

「ふひっ、ありが、とぉ…////」

オレは嬉しくて笑いながらお礼を言った。

「なぁ、篠岡が持ってきてくれるものだから大体予想はしてたけどアレ完全に女物だよな…?」
「うん、そうだよー。私のおさがりの着物でシッポが出るようにちょっと縫い直したのvミハシ君の着物姿絶対に可愛いだろうなぁって思ってv」
「ま、まぁ…可愛いけどさぁ////女物ってところは結構スルーなんだな…ミハシ全然女物って気付いてないし」

戸の前で花井くんと篠岡さんが何か話してたんだけどオレはみんなにきものを見せるのに夢中になってよく聞こえなかった。
そして少し経ってから篠岡さんは『今から親戚の家に挨拶いかなくちゃいけないから』と帰っていっちゃったんだ。

「Σあっ!きもの‥しのーかさん に返さなきゃ‥」

オレは慌てて篠岡さんを追いかけようとしたんだけど花井くんが『その着物はミハシにあげるってさ』と教えてくれてオレは戸に向かい心の中でもう一度篠岡さんに『ありがとぉございます』とお礼を言ったんだ…

「そういえばあの変態がこんなオイシイ所にいないなんて珍しいな」
「何かさっき外で待っている時に“ミハシの着物姿をMyコレクションに加えるチャンスじゃねぇかよっ!!よっしゃぁぁ!デジカメとビデオだぁぁぁ!!!!”って叫びながらどこかに走って行っちゃったよ……」
「「………………」」

あれ?急に静かになっちゃった…??
みんなちょっとこあい顔してる…
どうしたんだろ………??

オレは首を傾げながらみんなを見ていたら突然戸がバンッッって大きな音をたてて開いたんだ………
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