ひぐら小説
□朝からカレー談議
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「はぁ〜。今日は朝から酷い目にあったよ。」
龍一は肩をガックリと落としてぼやいてた。
魅「酷い目にあったのはこっちだよ!あ、朝からあんな物見せられたんだから。」
魅音の顔はまだ真っ赤だった。
「うっ!ご、ごめん。」
魅「龍ちゃんって、寝る時いつもあんな格好なの?」
「う、うん。何か服着てるとグッスリと寝れなくて……。昨日は脱いだつもりはなかったんだけど、もう癖になってるみたい。」
魅「……はぁ。人の家に泊まる時ぐらい気を付けなよ。」
「……はい。気を付けます。」
龍一はそう言って顔を上げると水車小屋の前に女の子がいるのに気が付いた。
?「あっ!魅ぃちゃ〜ん!おっはよ〜♪」
女の子は元気に手を振りながら挨拶をしてきた。
「あの元気の良い子は知り合いか?」
魅「うん!あたしの仲間だよ。レナ〜。おはよ〜!」
そう言って魅音も手を振り返す。
レ「ん?魅ぃちゃん。その隣の男の子は誰かな?…かな?」
レナと呼ばれた女の子はその独特な話し方で魅音に聞いてきた。
魅「あぁ、この人は三橋龍一。今日から一緒の学校に通う事になったから!」
レ「ふーん。そうなんだぁ。私は竜宮レナだよ!レナでいいからね♪よろしく、龍一君♪」
「(魅音の友達ってだけに、この子もなかなかフランクみたいだなぁ。)よろしく頼むよ!レナ!」
こうして、三人は楽しく話をしながら学校へ向かった。