短編小説
□大石蔵人
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?「大石さ〜ん。頼まれてた、雛見沢の新住人についての資料が挙がりましたよ。」
大「どうも、熊ちゃん。お疲れ様です。………ふむ。やはり、間違いないですね〜。」
熊「大石さん。その子と何かあったんすか?」
大「んっふっふっふ。いやぁ、実はですねぇ。この子の爺さまに昔世話になったんですよ。しかし、懐かしいですねぇ。」
熊「大石さんがっすか?一体どんな人だったんすかね?」
大「んっふっふっふ。私にも青かった時期があったんですよ。今の熊ちゃんみたいねぇ。」
熊「……ははは。大石さんはキツいなぁ(汗)」
大「なっはっはっは!私はこう見えて結構優しいんですよぅ?……さて、私はちょっくら出かけて来ます。熊ちゃん、後はよろしく頼みますよ?」
熊「了解っす。」
熊ちゃんにそう伝えると私は雛見沢へと向かった。彼の資料によると、昔、大変世話になった人の墓が雛見沢にあるというので、墓参りに行きたくなったからだ。
大「それにしても、あの人にお孫さんがいたなんてねぇ。……あぁ、そうだぁ。花と酒くらい買っていかないと怒れちゃいますねぇ。」
私はあの人と良く飲み明かした酒と、好きだと言っていた紫陽花の花を一束買い、墓へと足を運んだ。