ひぐら小説
□朝からカレー談議
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「う、うーん!……ハァ。……昨日は大変だったな。まぁ、宴会は楽しかったし、園崎家は怖そうなイメージだったけど、以外に優しい人ばっかで安心したな。お魎さんは自分の事は婆ちゃんと呼んでくれなんて言ってくれるし。」
龍一が朝の背伸びをし、一人言を言っていると、障子を開ける音がした。
魅「龍ちゃ〜ん。おっはよ〜!」
障子を開けたのは魅音だった。龍一は昨日、園崎家に泊めてもらっていたのだ。
「おはよう。魅音。どうした?」
魅「はぁ。龍ちゃん、まだ寝ぼけてんの?今日から学校行くんだよ?」
「あっ!そ、そうだった!」
魅「早く用意しなよ〜。転校初日から遅刻しちゃってもいいのかなぁ?」
「それな避けたいな!早くしねぇと!」
龍一はそう言いながらガバッと立ち上がり魅音の方を向いた。それを見た魅音は顔隠す様な仕草をした。
「?魅音、どうしたんだ?顔隠したりして。」
魅「ど、どうしたじゃないよ!////早く服着てよ〜!」
魅音は顔を真っ赤にしながら、そう喚いた。魅音が焦るのも無理はない。龍一が全裸だったから。
「え!?はっ!わわわ、悪い!着る!今すぐ着るから部屋から出てってくれ〜!///」
龍一は布団で寝る時、そういう癖があった。だから、最初はいつも通りだったので気がつかなかったが、女の子に見られたと思うと、死にたくなるくらい恥ずかしくなってしまった。