ひぐら小説
□第一次お弁当大戦・当日
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試食会当日がやってきた。心なしか参加メンバーは朝からそわそわ、そわそわしていた。
沙「も、もうすぐお昼ですわね。」
梨「みぃ…。沙都子は緊張しているのですか?」
沙「そ、そんなことありませんわよ!そう言う梨花こそ朝からそわそわ、そわそわしてますわよ!」
梨「そんなことはないのですよ。ボクは至って普通なのです。にぱ〜☆」
二人は休憩時間にそんなやり取りをしていた。梨花は何でもない様な顔していたが、行動は明らかにそわそわしていた。……一方…
レ「もうすぐお昼だね。…はぅ〜。緊張するな。…するなぁ。」
魅「う、うん。なんたって、今日の審査員はそこの料理の鉄人だからね。」
レ「レナね、昨日龍一君からもらった粉を唐揚げのタレに使ってみたんだ。そしたらすごく美味しくなってびっくりしたよ〜!はぅ〜☆」
魅「鉄人マジック発動ってとこだね。でも、驚くのはあの鉄人の料理を食べてからにした方がいいよ。」
魅音は龍一を指さしながら言った。
「………おい、魅音。人の事を鉄人、鉄人って連呼するなよ。某リモコン式ロボみたいで嫌だ!」
魅「だって、鉄人としか思えないんだもん。じゃあ、何て通り名で呼べばいいの?」
「呼ばんでいい!」
などと、三人は授業中もそんな話をしていたので、知恵の雷が落ちたのは言うまでもない。…そして、試食会の時間がやってきた。