ひぐら小説


□奇跡の発想
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梨「もう!何なのよこの世界は!何もかもがめちゃくちゃだわ!」



梨花の頭はパニックになっていた。 先日たまたま通り掛かった所で、今の時期には有り得ない建物を見てしまったのだ。……そう、前原屋敷を。



梨「おかしい!彼が転校してくるのはもっと先のはず、でもあの家は間違いなく彼の家だし!これはパニックだわ!頭がパーンよ!羽入!あんた、この世界がどうなってるのか分からないの!?」


羽「あぅあぅ♪ボクにはぜーんぜん分からないのです☆あぅ♪」



梨「………何かとっても嬉しそうね?」



羽「えっ♪そんな事はないのですよ♪あぅあぅ♪」



混乱する梨花を余所に羽入はとてもご機嫌だった。まぁ、それにも理由がある。……それは今日の夕方に逆上る。
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