§GANTZ§
□02
2ページ/7ページ
アドレス帳に載ってない番号なのか、初期設定の曲が鳴り響く、僕は無視する事も出来ずに携帯を取り、耳に当てた。
『只今、電話に出る事は出来ま「九条君、居るのはわかってます」…先生…おはようございます』
電話の相手は、先生でした…
そういえば昨日、少し話したな…
自己紹介程度だけど…
小さく溜息つき、ベッドから起き上がり、何故かベッドの上で正座する僕…
…いや…先生の声、確実に怒ってるよな…。
「今、何時かわかってますか?」
『えっと…さっき時計見た時は8時45分でした』
「…今は?」
『えっと…9時です』
「昨日、何時までに来るように言いましたか?」
「そうですね?では今からする事…わかりますね?」
『…はい』
ガチャンっと、受話器を降ろす音とともに通話が終了した。
.