§GANTZ§

□プロローグ
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高いビルの屋上から見る空は近い様で遠く、手を伸ばしても届かない




『…此処ではない何処かへ行きたい…』



「……何処へ?」



『さぁ…わからない』




声のする方を向けば眉を寄せ僕を見つめる友達と目が合う


友達と言っても他の人よりは喋るだけ…


屋上のフェンスを越え、目を閉じる…後ろに体重をかけるとフワリと感じる風…


友達だった人の叫び声と、叩きつけるような強い風…


次に目を開けた時一番に見えるのは何だろう…っと考えながら微笑む




『…さよなら…』






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