§GANTZ§
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聖徳太子のミッションから十二日目の夕方、ガンツからの転送が始まった。
僕はいつものようにスーツを着てゴールを付け、そしてロングコートのフードを深く被った状態で一番最初に部屋についた、そのまま何もする事がなく壁に寄り掛かり外を眺める。
それから数分後、また転送が始まり、何度か見た顔の奴等も集まった。
「今日は人数が少ないんだな」
逃げ腰君が呟いた……、あっ逃げ腰君ってのはガンツが付けたあだ名で……、確か名前は橿原大樹って名前だった気がする。
「戦闘がマンネリ化したり、人数が大幅に減ったりすると、あんなふうに沢山人を集めることがある。普通はこんなものかも。もっとも、たいてい新顔が一人や二人はいるんだけど……。」
『あと二人』
「は?」
僕の呟きに神功が首を傾げ、それと同時にガンツの球体からビームが放たれた。
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