□光の道
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明るい明るい


白しかない場所


自分の姿さえ


見つからない















暗闇が孤独と



誰が言った?



暗闇が孤独だと



誰が決め付けた?











光だけ



光しか無かったら



暗闇と変わらない











光と暗闇




二つで初めて















暖かい場所となる






白い白い所





あぁ、いつもの夢か






向こう側に









黒を目指して

夢を見る度に


歩いた





自分の姿が見えないから

本当に歩いているのかさえ分からない



景色が無いから

本当に進んでいるのかさえ分からない












【…………がい…………た……て……】





変わらない夢


変わらない筈の夢に変化が起きた






ジリリリリ―――――――



『ぅ─、ん〜〜〜〜〜』


カチッ


めざましを止めて、二度寝を決め込む。














ジリリリリ―――――


カチッ

『うるさいなあー、何時だよ〜』



時計は午前8時を指している。



『まだ、8時じゃん〜〜〜〜
ん!?
8時!?

ヤバイ!!!学校!!』




ガバッ
効果音がつくほどの勢いで飛び起きた。





制服に着替えて、夜中に作って置いたおにぎりをレンジで温めている最中に支度をすませる。


『行って来ま〜す』


アパートを出て、自転車で猛スピードで学校へ向かう。


近道しょうとして近くのわき道に入った。

砂利道だけど、遠回りよりはマシ!


『今ならまだ朝のHRには間に合う!』

















「急がばまわれ」


後になってこの言葉を思い出した。



だが時すでに遅し…
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