□光の道
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順調の砂利道。
そう、あそこにあんな物さえなけりゃ!!
自転車がいきなり傾いた。
原因は真ん前にあった翡翠色の石のペンダントをひいてしまったため
横転しているのだ。
まさに私が
砂利道の真横にある川に向かって
バシャン
勢い良く水の中に叩き付けられた。
小さな川だった筈なのに、中はものすごく深かった。
私の人生、あまりいいこと無かったな。
まあ、あんまり後悔してないけど、心残りは一つだけ、
愛し愛される大恋愛を
恋をしてみたかった。
どうか、叶うなら神様
次生まれる時は、
幸せな家庭でありますように
こうして、浅利 雛季(アサリ ヒナキ)の17年の幕が閉じたのであった。