◆超訳RockmanΧ6 捏造プロット◆



(1) ゼロを忘れたエックス

・物語はΧ5バッドエンドを前提にスタート
(覚醒ゼロと戦闘→ゼロ死亡、エックス記憶喪失ルート)
・エックスはひとりハンターを続けている
・しかしゼロのことは忘れている
・自分のことや他の人のこと、今までに起こった出来事などはすべて覚えている
・だが、ゼロという存在だけが記憶からすっぽり抜け落ちている

・メンテで初めて目を覚ましたときにそのことが分かり、見舞いの隊員たちは驚愕する
・しかし記憶を戻す方法は見つからず、他に異常もない
・よってエックスは、そのまま17隊長としてハンターを続けている

・エイリアが詳しく解析してみると、ゼロに関する記憶にプロテクトがかかっていることが判明
・そのため、エックスはゼロという存在を認識できない
・ゼロの写真やデータを見せても、記憶することができない

・解析はイアパーツの端子をつないで
「ごめんなさいね、こんな方法しか無くて。記憶の内容自体にはふれないから安心して」
「いいよ。エイリアなら、のぞかれてもさ」
「…そういうことを言うから、誤解されるのよ…」
「誤解? だって、おれベースじゅうで一番親しいの、きみだよ」
・屈託のない調子で告げるエックス
・でも本当はそうではない…そうではなかったことを知っているエイリア
・悲しそうにエックスを見やる
・なんのことかわからないエックス
・そして解析が始まるが、けっきょく解く手がかりは何も得られなかった

・ゼロを忘れたまま、エックスは日常に戻っていく

・ゼロなんて初めからいなかったみたいに穏やかな日々
・ただ、手許にはΖセイバーが遺されている
・メンテで目を覚ましたとき、ダグラスから渡された
「発見されたとき、おまえさんが手に握りしめていたんだ」
・エックスは、セイバーを「見知らぬ0部隊隊長の遺品」として0部隊に返還しようとするが、ホーネックを筆頭に部隊の皆から「あなたが持っているべきだ」と言われる







(2) 戦いの始まり

・D-1000暴走事件
・エックス、ゼロナイトメアと初めて出会う
Χ「だれだ…おまえは…?」
→しかし、これをキッカケに、エックスはゼロの姿を認識できるようになる
(だが、ゼロ自身についての記憶は相変わらず封じられたままなので、何の感慨もない)
・アイゾック登場、ナイトメアウイルスの件で人々を煽る
・エックス、ふたたび戦いの渦に巻き込まれていく
・ボスたちを倒していく、むなしい戦いが続く
・一部のボスは説得して味方にしていく
→今回の話では、無念にも処分されたレプリをゲイトが復活させた…みたいな話なので、上手くやればかなりハンター側についてくれるボスがいるかもしれない
・そしてゲイトのこと、ゲイトとエイリアの確執などを知る

・『それは私がゲイトと同じレプリロイド研究チームにいたころの事…』
・レプリロイド研究チーム →勝手に正式名称考えてみた
「IRRO」 国際レプリロイド研究開発機構 International Reploid Research and development Organization
・上からの思惑で、レプリの処分が決まり、その命令に従ったことが正しかったのかエイリアは今も悩んでいる
・エイリアの後悔に、黙って耳を傾けるエックス

・その頃、サイバー空間を漂うライト博士の意識は、あるものを見つけて唸っていた

R「これは…まさか…なんという恐ろしい技術じゃ…」







(3) ゼロナイトメアとの戦闘 (第一の山場)

・満を持してゼロナイトメア登場
・瓦礫[ガレキ]の山の上に、逆光を受けて立ち現れる
・エックス、そのシルエットを見上げ目を見開く
・アマゾン、イナミ、セントラルなど各ステージのセリフをフル活用でひとつの場面に
・ゼロの姿をしたものに向かって、バスターを突きつけるエックス
Χ『なにものだっ!』
?『エックス、オレだよ… わからないのか?』
しかし、エックスはゼロのことを知らない。覚えていない。だがナイトメアは「ゼロ」の姿をしているように見える。「わからないのか?」と言われ動揺するエックス。
?『エックス… あれから探していたんだ ハンターの仲間たちを、ずっと…』
ゼロの姿をしたそれは、なつかしげに両腕を広げ、微笑む。
?『いっしょに イレギュラーをたおそう… むかしのように…』
Χ『……』
むかし。それは今のエックスの中には存在しないものだ。だが。
返答しないエックスに、ゼロの姿をしたものは訝しそうに首を傾げ、訴える。
? 『オレだ、エックス…オレのことがわからないのか?』
再度「わからないのか?」と言われ、エックスはますます狼狽する。
Χ『わかるさ…くだらないニセモノだってね。見ぐるしいぞ!』
虚勢を張るエックス。だが内心は激しく動揺。エックスの中で、何かが起ころうとしている。
そんなエックスを見透かすように、ゼロの姿をしたそれは悲しそうに告げる。
?『…わかってくれないのか?』
?『…もう、オレのことすら、わからなくなったのか…?』
?『イレギュラーだな…オマエは…』
Χ「う、うるさいっ、だまれ、だまれ…っ!」
混乱するエックス。あと少し。ゼロの幻影はひとりごとのように呟く。
?『とうとう おまえもイレギュラーか… むかしから、あやしいと思っていたがな…』
ここで背負ったセイバーを一気に抜き放ち、叫ぶ

ゼロナイトメア『おのぞみどおり 処分してくれるわ!!』

・エックス、同時に後ろに飛びすさる ぶつかりあう閃光と閃光
・ゼロナイトメアとの熾烈を極める戦い
・激しく戦いながらも、エックスは内心に引っかかる何かと戦う
Χ(おのぞみ…どおり…?)
Χ(どういう、ことだ)
・その言葉にただならぬものを感じ、戦慄するエックス
Χ(バカな…。おれは――)
Χ(――記憶を失う前のおれは、自分自身の「死」を望んでいたというのか…?)

・壁際まで追いつめられるものの、形見のΖセイバーでトドメを差すエックス
・爆発、閃光
・その瞬間、「すべてが」彼の心に戻ってくる

・彼の思いの強さによって厳重なはずのプロテクトは破れ去った
・ゼロナイトメアの残骸を前に、くずおれるエックス
・ゼロとの記憶が戻った
・しかし、思い出しても、ゼロはもう帰ってこない
・ゼロは死んだ
・こんなオモチャと…とか言いながら出てきたりもしない
・どこかから姿を現すのではないか、そんな淡い希望もあっけなく打ち砕かれる
・もう二度と会うことはできない
・思い出しても、還らない。

Χ「そうだ…そうだったよね…おれがイレギュラーになったら、処分してくれと… おれは、きみに、あのとき…」

さまざまなゼロとの思い出が胸にあふれる。
・凄惨なゼロの最期、最後までエックスを守って死んでいった
・戦いの中で支え合った記憶、二人で結んだ熱い友情、すべて思い出した

「そうだ…おれは、「死」なんか望んでいたわけじゃない…」

セイバーの柄をかたく握り締める。初めてそのセイバーのもつ重み(意味)を理解する。
涙が自然と頬をつたっている。そして耐えきれなくなる。絶叫。


エックス、ゼロのために初めて慟哭する。










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